中目黒駅(東急、地下鉄日比谷線)から10分ほど歩くと、「waltz(ワルツ)」の大きな4枚のガラス扉が目に入る。以前は町工場で売り場は80平方メートルと広く、棚には6000本のテープがぎっしり。1970~90年代の中古だけでなく、中央テーブルにはお勧めの世界中の新曲が並ぶ。目を引くのは写真や絵が個性的なジャケット。1本1本、店長自ら試聴して特徴を書いた小さなポップが添えられている。
カセットというと想像しがちな演歌はない。あるのはロックやジャズ、サウンドトラックなど。「昭和を回顧するのでなく、現在進行形の新曲を提案する」と角田店長は強調する。
カセットは70、80年代が全盛。角田店長は少年期、好きな音楽をカセットで聴いた。新卒時にはCDショップに勤めた。「いつか店をもちたい」との願望をもち、異動を機に14年勤めたアマゾンを辞めた。
「どうせなら世界で誰もやっていないこと、自分にしかできないことをしよう」。個人的に海外の収集家とカセットを交換した経験から、好きな人は世界中にいると分かっていた。売る店はほとんどなく、1万本以上集めた自分にしかできないと、おそらく国内唯一のカセット店を開いた。
「話題になる」との確信通り、約300件の取材を受けた。2017年にはイタリアのファッションブランド、グッチにインスピレーションを与えた場所として紹介された。経営も2年目からは黒字に転換。「わざわざラジカセを買ってカセットを聴こうと毎日、世界中から客が来る。面白いな」とほくそ笑む。
やわらかでぬくもりのある音、ジャケットやカセットのデザインから「カセットはアート」と言う。「ラジオ番組でパーソナリティーになり、カセットの曲を紹介したい」と夢を語る。
「カセットのブームが来る。商売にすればもうかると思っていた」と全国カセットテープ愛好者連盟の最高顧問で音楽プロデューサーの牧村憲一さん(72)。開店直後に行き「同じことを考えた人がいるんだ」と驚いた。自らは「ビジネスでなく楽しみたい」と14年に音楽仲間と連盟を発足。現在はフェイスブックがあるだけだが、「いいね」は増え続けている。「カセットは交換すれば人とつながることができる。1本からでも商品化でき、個を主張できる。主流でなくとも愛好者はい続ける」とみる。
カセット全盛期を知らない日野市の楽器修理業兼ミュージシャン猪爪東風(いのつめ・あゆ)さん(33)も車にカセットデッキを取り付け愛好する。ワルツにも何度か行ったといい、「早送りや巻き戻しに時間がかかるが、急ぎすぎない感じがいいのでは」と話した。
2019年9月3日 配信 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/CK2019090302100023.html
引用元: ・【カセットブーム】Amazon辞めてカセットテープ屋さんを始めたら 世界中からお客が来た
外部出力ジャックからUSBへの変換プラグが売ってる
それに変換ソフトもついてる
酒飲みすぎた人のこと??
嘔吐リバースじゃねえよ!
ニッチジャンルって意外と需要あるからなぁ
規模拡大は望めないだろうけど
半分趣味みたいにやって1店舗経営くらいならいけそうな気がする
「ドルビーどうする?」と訊いたら、一瞬間があり
「余ったら入れといて」と言われ絶句したのは良い思い出
俺はいらん
値段には著作権料が含まれています
どう考えても一過性
携帯にだって1000や2000は入れられる時代だよ。これ、カセットで持ち運びしたら、90Lクラスのスーツケースがいるだろう
重たくてビックリしたわ
DACでアンプ繋いだ方が音がいい
耳も確実に悪くなっているからあんまり気にならない。
今検索して知ったけど、カセットデッキ用のピンチローラーってまだAmazonや楽天で売ってるんだね。
まだ整備して使ってる人が結構いるということか。
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